最近、肩の凝りがきつくなったり、偏頭痛、口を大きく開けると音がなったりとするような事はありませんか?
これらの症状が気になりだしたら、顎関節症というあごの関節の病気が疑われます。
顎関節症は、歯の咬み合せが悪くて、顎関節の構造を変化させたり、精神的緊張やストレスがあごの周辺の筋肉に異常をもたらします。
これが症状を発現してその結果、咬み合せが悪くなったりします。
咬みあわせの悪くなった状態を放っておくと、口が開かなくなったり睡眠障害を起こしたり、自律神経が低下したり、いろいろな問題を引きおこします。
これらは、咬み合わせの治療を行うことで、症状は少しずつ楽になっていきます。
症状がまだ軽いうちは、治療もそんなに大変でないので、気になられる方は、早めに歯科医院で受診する事をおすすめします。
症状が悪化すると手の痺れやめまいが起き、整形外科や内科の門をたたくことになる恐れがある
しかし、検査をしても異常がみつからず、更年期障害や、自律神経失調症などの診断がくだされる場合がある
そんな時、当歯科医院を尋ねてもらえば・・・
治療により症状の回復を得られる場合が多いです
ホームページを作って以来、顎関節症の患者さんが増えています。
既に治療を完了された方もいれば、症状の改善が見られ、あと一歩という患者さんもおられます。
顎関節症の治療アイテムとして、リットマンの聴診器は欠かせません。
リットマンの聴診器は内科医の最強の武器というべきもので性能にすぐれ、顎関節症の雑音やクリック音を見事に拾ってくれます。
顎関節症を主訴として来院されていない場合でも、その疑いのある方には「ちょっと失礼」といって聴診器を顎関節に当ててみると「やはり…。」というようなことが多いです。
顎関節症の患者さんに対して実際に行われている治療方法を紹介します
顎関節症の治療は患者さんの個々の歯列に合わせたマウスピース(バイトスプリント)を製作し、夜間、就寝時に装着してもらい、週1回程度の調整を行うことを原則とします。
バイトスプリントの種類は症状に合わせて数種類の中から選択します。
顎関節部の疼痛、閉口障害に、効果を発揮するバイトスプリント(スタビーライゼーション型スプリント)は上顎歯列部に装着すれば、きわめて優れた治療成績を残します。 この場合、新たに別の種類のバイトスプリントを製作し、装着してもらいます。
ケースによっては1歯に装着するもの、下顎に装着するもの、前歯部だけ、あるいは臼歯部だけに装着するものと種類は数多くあり病態、症状に合わせて慎重にバイトスプリントの種類を選択しなければなりません。
数ヶ月、バイトスプリント療法を行っていても症状の改善がみられない時はバイトスプリントの種類が間違っている可能性が高いと思われます。
顎関節症の症状の特にひどい方に行うのが、ハイパースプリント療法です。 下顎が第3頚椎を支点とした回転運動になるように調整し、患者さん個々の適応能力を積極的に引き出します。
従来のバイトスプリント療法で思ったような治療効果の出ない場合により有効です。
顎関節症の治療を続けているが、なかなか良くならない方はぜひ当院に御相談下さい。